2022/11/10 00:18
おさんぽのおとも 7 BGM
おさんぽのおとも BGM編もいよいよ終盤です。
わたしのうすっぺらな音楽知識では
このへんが限界です。
わたし、最近どうも洋楽に興味がわきません。
単純にわたしの勉強不足なのはわかるのですが、
どうも好きになれないんです。
かって若いころは、ビートルズにはまり、
ストーンズから昔のアメリカンロック系が
好きだったんですが…。どうも今は…。
ということで、いまは、
邦楽のあまり頑張りすぎてない
気さくなミュージシャンが好みです。
中山うりさんって、ご存じですか?
アコーディオン弾きで、なんといいても
彼女のノスタルジックな歌声は秀逸です。
彼女の作る曲は、
昭和のジャズやブルースの雰囲気です。
シリアスなものもいいんですが、
「青春おじいさん」のようなコミカルな曲も
とても面白くって大好きです。
ぜひ一度、聞いてみてください。
あと、わたしの大好きな作曲家で、
坂田晃一という方がいらっしゃいます。
御年80歳になられる方で、
わたしの人生の節々で機転となるような
音楽を作ってこられた方です。
主に映画やテレビドラマなど放送業界の音楽で
実に多くの仕事をされていますが、
時代の中できらりと光るヒット曲も
たくさん出されています。
この方の音楽との出会いは、
ビリー・バンバンの「さよならをするために」です。
作詞はなんと、あの石坂浩二さんです。
素敵な曲ですね。
少し最近では、「さよならの夏」があります。
もともとは森山良子さんが歌ってらっしゃったんですが、
ジブリのアニメ「コクリコ坂から」で
手嶌葵さんが歌いました。
また少し古くなりますが、
テレビアニメの「母をたずねて三千里」や
西田敏行さんのヒット曲「もしもピアノが弾けたなら」
もこの方の作品です。
どうですか?どれもこの方ならではの
美しいメロディです。
このように、多くの作品を残しておられますが、
一番の名作といえば…。
「氷紋」というテレビドラマの主題歌として作られた
「旅路」ではないでしょうか。
風車というグループが歌っています。
わたしは、「氷紋」というテレビドラマを
見たことがないし、
風車というグループも知りませんでした。
ラジオかなにかでこの曲を聞いたのだと思います。
そして、一度聞いただけで、
一生忘れられないくらいの衝撃を受けました。
なんという美しい曲でしょう。
どこまでも広がる荒野を、まさしく旅をするような、こう
そしてその中でポツリと一人でたたずんでいる
自分を見ているようなイマジネーションを
与えてくれる曲です。
わたしは、一つの音楽で、
ここまで情景が広がるようなイメージを
感じたことがありませんでした。
うまく言葉では表現できませんが、
そこまで衝撃を受けたのは確かです。
以来、わたしは
この坂田晃一という作曲家を一番尊敬し、
一番愛している音楽家のひとりだと
確信しています。
今日の一枚です。
秋はキク系が美しいですね。